醸造家 小山英明のブログ

2009年2月アーカイブ

静寂の中

久しぶりの雪景色。
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晩のうちに降った雪の感触を確かめたくて急いで畑へ向かいました。
このところの春のような陽気はせっかく積もった雪をあっという間に溶かしてしまいます。

東御市はもともと年間を通して降水量の少ない地域ですから、冬の雪もごくわずか。
しかし、今年の冬は雨や湿った雪ばかり。いつもは年に数回程度行う雪かきも今年は0回。
冬の鈍った体にはもってこいの適度な雪かきダイエット?も今年は期待はずれです。
雪に悩まされる地方の方には申し訳ないのですが、なんだか雪が恋しくてなりません。
 
暖かい千葉で育った僕は直ぐに解けて泥だらけになってしまう雪が嫌いでした。しかし信州のサラサラした雪の手触り、ギュッツっと踏みしめる感触は気持ちの良いものです。
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モノクロの世界
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林の中は溶け行く雪に浄化されてゆくような静寂の世界があります。
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今年の苗木の定植予定地。
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一面の銀世界と呼ぶには少々雪が足りませんね。


散策している間にみるみる雪は解けてゆきます。
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地面に目を向けてみると、せわしなく動き回るてんとう虫を発見しました。
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まだまだ落ち葉の裏や石の割れ目で寄り添い越冬していると思っていたのに...
 
 
解けた雪の隙間からオオイヌノフグリとホトケノザが我先にと春を伝えてくれます。
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雪解けの水蒸気の影響だろうか、普段はくっきりと見える蓼科山も霞んで見えます。
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翌日からは剪定作業を開始しました。
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心のスイッチを春モードに切り替えて葡萄畑の一年のスタートを切るとしましょう。
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季節を感じることの素晴らしさ。 
オフィスで仕事をしている頃はここまでワクワク心が高揚したであろうか?
スギ花粉症で春の訪れを感知し、ボヤボヤと暖かい不快な季節と思っていなかっただろうか?
 
今もスギ花粉症は勿論不快だが、以前よりも春の訪れは嬉しく待ち遠しいです。
やはり人は自然の中に身をおいてこそ健全にいられることを実感します。

しかし春の訪れを嬉しいと感じられる程、冬は冬らしい季節であって欲しいと感じます。厳しい冬を乗り越えてやって来る春が信州の自然の豊かさを育んできたはず。
地球温暖化が暖冬の原因であるならば今年の冬を振り返って少々不安に、そして悲しくなります。
温暖化の影響が信州をワイン用葡萄の適地へと変えたかのように言われますが、地球環境が病んいれば元も子もない。
Eco、エコといわれることに慣れすぎて、何一つ実践することも無く流されてやいないだろうか?
マイバッグくらいしか実践していない自分ですが、地球の為に...、なんていきなり思えなくても、自分の大切なものの為に何かできることから始めなくてはなりませんね。

 
* * * * * * * * * お 知 ら せ * * * * * * * * * *


㈱リュードヴァンでは株主になってくださる方を募集しております。
ご興味のある方は下記までご連絡ください。

㈱リュードヴァン 小山英明
(連絡先:永井農場共通)
〒389-0598 長野県東御市和8500
Tel : 0268-64-0588
e-mail : info@ruedevin.jp


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テロワールと人の力 (プレゼントがあるかも?)

2月、東御の葡萄畑は静かな時間が流れています。
若いスタッフは黙々と石を拾ったり、雑木の根を取り除いたりと緑の季節には出来ないような作業に勤しんでいます。
 
僕のほうはというと最近は株主募集活動など人と会ってお話をしたり会社経営の仕事に追われています。
出張ばかりでブログの更新もままならず、葡萄畑の写真も撮りに行けず。
しかし出張がてらに都会ではワインバーに行ったり、ライブを見たり。
最近品質の向上で話題の九州のワイナリーを見に行ったりしています。

ここから少しだけ、九州ワイナリーツアーの御報告です。 

 
日向灘を望むワイナリーから。
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南国、海の幸、ワイン。そこにプロヴァンスのような生活があれば・・・。
そんな生活に憧れます。
 

立派なオーク樽
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実はさすが本場、焼酎蔵のものです。
 

阿蘇を望むワイナリーから
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普段は唯一九州でも雪のある地域だそうだが、この日はまったく雪の気配もなし。
今年は僕らの東御も雪はないですからね。

 
こちらは久住高原のワイナリー
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牛の放牧と葡萄畑、こちらはニュージーのような雄大さ。
 
 
降雨量の多い九州での栽培は雨よけを設置したり、枝葉を人の背丈より高い位置から垂らしてみたり、独特の工夫がありました。
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しかし、この時期にこの緑の景色。
暖冬とはいえ信州の引き締まる寒さからするとまるで春のようでした。

  
今回4つのワイナリーと一つの焼酎蔵を回り感じたこと。
どのワイナリーも雄大な景色と台風との飽くなき闘いの中で頑張っていていました。
そしてそれはそれぞれの地域独自の気候風土から、そこで生き抜く人々と葡萄がかもし出しワインという結晶となり、皆、光り輝いていました。

テロワールといわれる気候風土の違いがワインを個性的なものにするといわれますが、そこに暮す人々の努力があってこそ、それは発揮されるもの。
信州とはまったく違う気候風土とそこで格闘する人々に出会い、簡単に九州の方が良い、信州のほうが良いとか結論付けるものではないということを実感しました。

そして僕らの千曲川沿いに広がる東御の高台には、幾つもの小さなワイナリーが点在して生活圏としてワインと共にある文化を育める可能性に満ちていること。
長年追い求めて来た世界に一番近いところがやはり、この信州の千曲川沿いの地域なんだと言うことも改めて実感できる旅でした。

しかし、南国もいいけど、信州の冷たい空気を吸い込んで、葡萄畑で作業がしたくなりました。そろそろ剪定作業でも進めようと思います。
 
 
さて、一つお知らせがあります。

今、長野県では県を挙げて地域ブランドつくりを推し進めています。
「週刊信州」というWebマガジンや、地域ブランドつくりを応援するブログを書いたりと積極的に活動しております。

そしてそのブログにRue de Vinのことを少し、紹介していただいております。
5日12時までにアクセスしていただけると、ひょっとするといいことがあるかもしれません。(^^)
下記のアドレスになります。
http://brand.naganoblog.jp/e205351.html
 
「週刊信州」
http://www.s-shinshu.jp/
 
 
地域ブランドや産地作りと言えば、僕らリュードヴァンのお隣、ヴィラデストワイナリーさまの玉村豊男さんも以前からこんな事をおっしゃっております。
「千曲川流域が葡萄畑とワイナリーが点在するエリアとなってそれをナパ・バレーならぬ、千曲バレーとなってくれたら・・・」と。
小さなワイナリーや葡萄畑が通りで繋がって、ワインのある地域になって欲しい。僕らの社名の由来 Rue de Vin リュードヴァン への想いと同じですね。

東御市のワイン特区をはじめ、今回のWebマガジンにしても僕らの思いが我が町に、そして我が長野県にも伝わってくれたようでとても嬉しいですね。
 
 
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千葉市 Bar Alec ワインと音楽のある夜

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